エアコン 家庭用


エアコン

エア・コンディショナー(Air Conditioner)とは、空調設備のひとつで、部屋内の空気の調整を行う機械です。狭い意味では、冷媒による単段蒸気圧縮冷凍サイクルの蒸気圧縮冷凍機のパッケージ・エア・コンディショナーや家庭用のルーム・エア・コンディショナーの内、水以外の熱媒体で熱を搬送するものを指します。通称エアコン。以降、エアコンと表記されています。


エアコン 家庭用

ルーム・エア・コンとも呼ばれる家庭用エアコンには、形態として、圧縮機・凝縮器・蒸発器が一体となった窓形と、圧縮機・凝縮器が一体となった室外機と、蒸発器が内蔵された室内機とで構成されるセパレート型の二種類があります。セパレート型では、壁掛け型が主流です。能力によって、2.2k,2.5k,2.8k,3.6k,4.0k,4.5k,5.0k,5.6k,6.3k,7.1kWなどがあります。使用する電圧も、単相100Vと、単相200Vと、動力の三相200Vがあります。通常、エアコン一台に子ブレーカー一個を用意します。なお、家庭用のエアコンは窓型、セパレート型とも、2001年より家電リサイクル法の対象となり、廃棄のときに適正な処理が義務付けられました。 動力の三相200Vエアコンは室外ユニットや室内ユニット共外観上一般の100/200V単相エアコンと同じであるが省令による規制があるため受電方法が異なります。 電気設備技術基準(経産省令)の規定では家庭で3相200Vを使用できるのは屋外機器のみとされています。そのため動力エアコンは室外電源のみ3相200Vであり室内ユニットの運転および通信制御は室内側で受電した100/200Vで行われます。従って一部のメーカー(ダイキンなど室内電源を室外ユニット送り以外で受電不可能な機種)での業務用エアコンを住宅へ設置した場合、電力会社との図面協議で指摘され送電拒否や変更を求められるケースが生じます。 家庭用エアコンは、冷房・暖房・ドライ(除湿)など多様な空気調整が可能な機種が製造・販売の多くをしめています。最近は可変電圧可変周波数制御(VVVF)インバータ制御を内蔵した機種が多く、内部の改良とも相まって省エネ化が進み、以前のものよりも消費電力が少なくなっています。また、非インバータエアコンでは商用電源周波数による能力の差があり、50Hz地域では60Hz地域より1割~2割能力が落ちますが(そのためエアコンのカタログは50Hz・60Hz別々に作成しています)、インバータエアコンではそれがなくなったのです。 差別化機能としてマイナスイオンの発生、フィルタの自動清掃機能などをうたったものも存在します。また、空気清浄機機能や換気機能、加湿機能、HA JEMA標準端子-Aが付いたものもあります。 シーズンオフには、プラグを抜いたりブレーカーを落とすことにより、待機電力をなくす家庭があります。家庭用での暖房では、「すぐに温風がふき出して欲しい」という需要が高いため、外気温が低い場合は、停止中でも機器を予熱をする機能を持つ機種があります。このような機種では冬場の待機電力は多いです。 また、寒冷地など暖房時に外気温が低すぎる場合は、屋外で燃焼をした熱をヒートポンプする「石油エアーコンディショナー」があります。同様にガスの火で熱を発生させ、その熱を室内へ送る「ガスエアコンディショナー」もあります。寒冷地で、除霜運転が多いことが予想される場合は有効な選択です。なお、家庭用では、冷房にガスや石油の力はあまり使用されていません。


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